2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『三人目の幽霊』(大倉崇裕)読了。去年読んだ「笑酔亭梅寿謎解噺」(田中啓文)が面白くて、ちょこちょこ落語ミステリと呼ばれているものを読んでいるのですが、これは今一つ。ちょっと好みではないみたい。手元にある続編の「七度狐」はしばらく積読かも。

木曜日、父の人がめったに行かないパチンコにお出かけ。約3時間後、乗って行った自転車が無くなっていました。本人曰く「店の前の自転車置き場に置いたのに、無くなっていた」そうで、散々周囲を探した挙げ句、最寄りの交番に相談。「お気の毒ですが、ギア付…

『そして名探偵は生まれた』(歌野晶午)読了。表題作他「生存者、一名」「館という名の楽園で」の3篇が収録された密室トリックもの。どれもこれも読後感が悪く、フラストレーションが溜まりますねぇ……。

不定期に訪れる「何もしたくない病」発症中。同時に「お仕事したくない病」にも冒されてます。ふー。

『黒笑小説』(東野圭吾)読了。たぶんこの一冊で現在出版されている東野作品は完全読破。 「偉そうな顔をしていても、作家だって俗物根性丸だし!」「俗物作家東野がヤケクソで描く、文壇事情など13の黒い笑い」と帯にある通り、頭を使わず笑って読めるおば…

『孔雀狂想曲』(北森鴻)読了。骨董屋「雅蘭堂」の主人・越名集治が活躍します。冬狐堂シリーズでも脇役として登場していた彼の人となりがだんだんわかってくるのが面白く、短篇一つ一つの完成度も高くて大満足。 マイナス面は、押しかけアルバイター安積(…

『夜の蝉』(北村薫)読了。「私」がどんどん女になっていきますねぇ。なんでもないエピソードが、後で重要な伏線として生きてくるのには感心しきり。ちゃんと計算されているだろうに、それを感じさせないさりげなさが小憎らしいほど。 北村作品に出てくるメ…

お昼どき、家周りの電柱の上で鴉三羽が井戸端会議。「カァカァ」「ガァガァ」「かーかー」「ワンワン」……一つだけ変な鳴き声が混じっていましたが、あれは仲間に入ってるつもりなのかしらん?

『空飛ぶ馬』(北村薫)読了。北村氏の書く文章はわかりやすくて心地良いですね。こういうテンポ・リズムで文章が書けたら素敵だなぁと常々思っているのですが、真似したくてもなかなか真似出来ないです。殺人が起きないミステリは今でこそ珍しくないけれど…

最近、無性に耳がムズムズします。母曰く「それは花粉症。」とのことなのですが、自覚症状が耳の痒みだけなんていう花粉症が存在するんでしょうか?

『チルドレン』(伊坂幸太郎)読了。積極的に好きではないわりに、ついつい読んでしまう作家さん。今のところハズレはなく、これも良いお話でした。 ただ、演出上わざとバラバラにしたと思われる時間軸がちょっとわかりにくい。全編通しての影の主役であり、…

雨、雨、雨。それでも犬の散歩の時間だけは晴れるのが謎。

『火の粉』(雫井脩介)読了。「虚貌」より先に読み始めましたが、最初の20ページくらいで「この話は知っている!」と気づいて中断。だいぶ前に母が観ていた2時間ドラマ*1を途中から一緒に観ていて、オチを知っていました……。知らなければ後半もっとゾクゾ…